こんにちは。
たつき先生です。
最近バタバタしておりまして…ブログの更新が遅れてしまいました。
いつも見ていただいている皆さん申し訳ございません。
今日は「体操選手としての価値」について私の経験からお話しようと思います。
26歳まで続けた体操競技は20年以上続けた事もあり、「好き」という感情を通り越し生活になくてはならないものとなっていました。
選手引退後、体操教室を立ち上げたいと思い、真っ先に考えた事はコミュニケーション能力や経理など今の自分には足りないスキルの習得です。
そこで体操界を離れ、サラリーマン(営業職)を一年半ほど行いました。取り扱った物はダイヤモンドなどの宝石です。
元々人と話す事に自信はなく、知識も経験も当然ありませんでした。全くできない事も承知の上で飛び込んだこの世界は、私の人生の中で一番厳しいものでした。
ただ、その中での学びや気づきは私の大きな財産となっています。
選手時代、体操選手の価値は結果で決まると思っていました。実際にそこまで深く考えていた訳ではありませんが、オリンピックのメダルという目標の為にメンタル面やケガなど様々な課題を乗り越えていきましたが、辿り着けませんでした。
ですが、営業する傍ら各都道府県での講演会や体育授業をさせていただく中で、価値は結果だけではなく何十年も体操と関わった事でもあり、その経験を子どもたちに伝える事や環境を整える事が今後私の人生ですべき事だと気づきました。
もちろんある程度の結果を出すことが出来、運が良かったですがその知識、経験は伝えるスキルがないと全く役に立ちません。
一つ一つの話し方、練習の組み立て方、時には子どもたちから話を聞きそこをヒントに前に進めるなど面白さに終わりがありません。
子どもたちにとって私の体操人生での結果は全く関係ありません。
それよりも子どもたちの目に映る先生が信頼できる、楽しい先生であるよう日々精進し共に成長させていただきたいと思います。